漆器のある風景

■個別記事

Title : 夏の漆器

Day : 2003.06.17
こんにゃくステーキ
梅雨には入り、蒸し暑い日が続いています。
なんだか食欲が出ないのよね、という方もいらっしゃるでしょう。
そんなときこそ、漆器を効果的に使ってみましょう。
いつものおかずも、器を一工夫するだけで、気分が変わります。

例えば、紅色の漆器。
ガラスのお皿を下に一枚敷くと、涼しげでおしゃれな雰囲気が出ます。
地味なこんにゃくステーキも、ほら、ちょっと美味しそうに見えますよね。
赤い色は食欲を刺激する効果もあるのです。

例えば、シルバーの漆器。
ぴかっと光る銀色でなく、黒がかった深い銀色は、
思っているよりも使いやすい色です。
お豆腐やおそうめんの白、お野菜の鮮やかな色が浮き上がります。
夏に向かって美味しくなってきた、かぼちゃのお煮物を盛りました。
シンプルな器にはシンプルなお料理を、心を込めて丁寧に。

じめじめとうっとうしい気分は、食卓にも現れます。
深い色の漆器でぴしっと食卓を引き締めて、
すっきり気分でお食事を楽しみたいものですね。


■こんにゃくステーキ」
材料;
こんにゃく、水菜、かぼちゃ

作り方;
1、こんにゃくは半分の厚さに切り、両面に細かい格子の切り込みを入れる。
水菜は食べやすい長さに切る。
かぼちゃは皮ごと薄切り。
※水菜→小松菜orきゅうりでもOK。
(きゅうりの場合は千切りして、さっと塩もみする。)
※かぼちゃ→にんじんorカラーピーマンでもOK。

2、沸騰したお湯にお塩を(気持ち多めに)入れ、水菜をさっと茹でる。
水菜を引き上げた後に、こんにゃくを入れて茹でる。
水菜は水気を絞っておく。水にさらさない。

3、フッ素加工のフライパンで、こんにゃくを焼く。
最初は油無しで、表面が乾いてきたら、ごま油少々を入れる。
こんにゃくの水分でバチバチ音がしますが、慌てない。
フライパンの空いているところに、かぼちゃを入れいっしょに焼く。

4、こんにゃくが白っぽくなってきたら、切り込み部分に
お醤油少々を垂らし、こんがりするまで焼く。

5、お皿に盛り付け、炒り胡麻、七味唐辛子、ポン酢をかけていただく。

コメント;
こんにゃくがメインの材料ですから、美味しいものを選びましょう。
ダイエットには欠かせないこんにゃくですが、栄養はあまりありません。
ぜひ緑黄色野菜を添えて、栄養のバランスと色取りをプラスしましょう。



かぼちゃの蒸し煮
■かぼちゃの蒸し煮
1、かぼちゃ(小1/2個)はところどころ皮を削り、大きめのひと口大に切る。
お鍋にかぼちゃを並べ、はちみつ大さじ4(無ければお砂糖)をふりかけて、
30分以上常温に置く。
→かぼちゃから水分が出てきます。

2、お出汁大さじ2(無ければお酒)、薄口醤油大さじ1、塩少々を入れ、
フタをして中〜弱火で10〜15分ゆっくり煮る。
柔らかく煮えたら、フタをして常温まで冷ましましょう。

コメント;
かぼちゃの美味しさをよく味わえるよう、薄味になっています。
お味がいまひとつのかぼちゃの場合には、もう少し濃い味にするとよいでしょう。

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