ここでは、漆や下村漆器店の漆器についての情報・豆知識を多く集めました。 とても奥の深い漆や漆器の世界を味わってみてください。
漆器への想い
1.漆器の良さを広めたい
漆器には色々なものがございます。汁椀・吸物椀(蓋付)・お箸・お盆・茶托・銘々皿・重箱から文庫・硯箱・漆額などさまざまです。では、その中でお持ちの漆器はどのぐらいでしょう。朝飲むみそ汁用の汁椀に、お箸・お盆などではないでしょうか? 漆器は何千年の歴史があり昔から人々に愛されてきました。より多くの人に他にはないサービスを添えてご紹介していきます。そして、漆器の良さを広めていきたいです。
2.美しさと器の関係
私たちは、梅干を見れば酸っぱいと思い唾液が出ます。パブロフの条件反射ですが、それって頭の片隅にそのデータがインプットされているんですよね。 とすると、極端な話、高級料亭の板前が作った料理でもコンビニのお弁当のような容器に入っているとどうでしょうか?誰が高級料亭の板前が作ったものだと思うでしょうか? まず、誰もそうは思わないはずです。ただ、やはり食してみて「食べてみると以外に上手かった。」とは思うでしょうが・・・。 ということは、食がおいしいと感じるのは味だけではなく、器も大変重要だという事です。 唇にあてたときの温かさ・心地よさは木と漆だからこそ味わえるのです。木ならばやんわりと熱が伝わりそれをぬくもりと感じるでしょう。木の温かさと漆の黒・朱・溜などの深みある色がより一層、味を引き立たせてくれます。
3.汁椀には木と漆が良い
汁椀には木と漆が良いのですが、問題はあります。 それは、塗り物は剥がれるということです。もちろん、それは仕方のないことです。塗ったものはやはり剥がれるのです。形あるものは何時か壊れる。しかし、できる限り長持ちさせて使いたいですよね。だって、その汁椀は百年以上かかって育った命ある木から作られているからです。 私は、そのためには修理してお使いいただくのが一番だと考えました。今までよりは長くその汁椀と愛着を持って付き合って頂きたいのです。そして、木の伐採をほんのすこーーしでも減らせれば、さらに二酸化炭素を減らし地球温暖化を防ぐことできるのです。 そして、未来は明るくなる、そんなささやかな理想を持ち味噌汁椀を中心にご紹介していきます。そんな、ちょっと変わった考えに共感していただけると嬉しいです。
4.修理をして漆器を末永く使えるように
理想は美しいく、現実は厳しいのです。修理・修理といっても、作るのと変わらないぐらいに手間がかかるということです。作るときは、ある程度のロット数で作るために、その手間代は安くつきますが、お直しとなるとそうはいきません。ひとつか、ふたつを修理することは職人にとって大変なことなのです。 しかし、これをしないでは前進はないと考えました。ある程度の代金をいただくとは思いますが、ご理解いただいた上、ご利用いただければ幸いです。
5.味噌汁椀にだって想い出がある。
結婚のお祝いに頂いた夫婦汁椀は、やはり嬉しいものです。そこにお名前が刻みこまれていたらもっと、汁椀を大事にしていただけると思います。 そして、毎日の想い出が詰まった汁椀となり、他では変えがたい・愛着ある汁椀となることでしょう。そんな商品創りをしていきたいです。 ◆ご意見・ご感想をお寄せ下さい。